[昔子供だった大人達へ]

作曲/SATOち 作詞/達朗
  
  校庭の銀杏並木 錆くさい鉄棒
  苦手だった逆上がり 履きつぶした上履き
  全部が僕らの当たり前で
  いつまでも僕ら風の中
  
  教科書の隅 誰にも見られないように
  抑えきれず書いた好きなこのイニシャルとか
  夕暮れ1日の終わる告げるベルが鳴れば
  走り出す僕等 駄菓子屋へ神隠し

  みんなで秘密を分け合って共有してた誰だって
  何したって毎日楽しくて
  「また明日」

  君は何を抱え 何を捨てて大人になった?
  人並みに挫折もした 人並みって一体なんだ?

  煙草を吹き散らして 凋んだ夢ぶら下げて
  今日が終わるのを待ってる

  あの頃の僕達は 何にでもなれた

  君は何を抱え 何を捨てて大人になった?
  擦り切れて窶れた心 見たくないし見せたくないな
  転んで膝を擦りむくことなんてなくなったよね?
  1つを学び賢くなって 痛みを避ける大人になって
  僕等は何になった?

  何になれた?